愛犬家さん必見!ペット火葬にまつわる豆知識と注意しなければいけないポイントなどをご紹介!

ペット火葬は、人間の火葬を行う火葬場でもできるといいますが、このような施設は火力が強すぎるので大型犬などは骨が残るけれども、小動物や小型犬などは骨の形が残らないといいます。
そのため、ペット火葬をする場合はペット専用の火葬炉を持つ施設を利用することが大切です。
また、ペット火葬の豆知識を持っていると、合同で行う火葬があること、合同の場合は費用が安いけれども自分のペットの骨だけにならないなど、後で後悔しないためにも知識を得ておくことが大切です。
亡くなった愛犬や愛猫はペット火葬で荼毘に付すことが法律で定められている!
日本では人が亡くなったら火葬することが法律で定められています。
ではペットはどうかというと、火葬を執り行わなければいけないと決まっている訳ではありません。
自分の土地であれば庭に埋葬してもOKとなっています。
ただ、庭などの土地が無いご家庭が多いので、実際はペット火葬で荼毘に付すというケースが多いです。
自分の土地であれば土葬してもペットの場合問題はありませんが、土を深く掘らなければ匂いがしたり、場合によっては野生動物に掘り返さえてしまう危険性もあります。
このようなケースをさけるためにペット火葬を希望する方が多いです。
火葬をすれば土に埋葬した時のように匂いがする心配はありません。
お骨も小さくなるので自宅で供養することもできます。
また、一度火葬したお骨を自宅の庭に埋葬するという方法もできます。
注意したいのはお骨になっても、自分の土地以外に埋葬するのはNGです。
不法投棄になってしまうため注意しましょう。
ペット火葬では感謝を込めて愛犬の好きな花やアイテムで祭壇を飾ることが大事
ペット火葬は家族同様、家族以上に大切に育ててきたペットをお見送りする大切な儀式です。
今までありがとうと感謝の気持ちを込めて、ワンちゃんが好きだったご飯やおやつ、おもちゃに愛用していたクッション、またキレイなお花などのアイテムで祭壇を飾ってあげると良いでしょう。
このように祭壇に飾るアイテムを選んでいる時間も、亡くなったワンちゃんのことを思い出す大事な時間です。
ご家族と一緒に選べば昔話にも花が咲くでしょう。
ワンちゃんが好きだったものを選んでいる時間を作ることで、少し悲しみが癒えるかもしれません。
祭壇にはお葬式にふさわしくないものであれば飾ることができます。
ただ、ペット火葬する際はお棺の中に入れられるものは、限られているので注意が必要です。
ご飯やおやつはパッケージや袋から出して入れます。
缶詰なども出して入れましょう。
おもちゃは金属が使われておらず、サイズがあまり大きすぎるものでなければ大丈夫なことが多いです。
ペット火葬では犬仲間に訃報を伝えるのがお勧め!
大事に飼っていた犬が亡くなりペット火葬を行ったがショックで何もする気が起きない、そんな方もいるかもしれません。
特に大病で亡くなった場合などは、もっとしてやれることがあったのではと飼い主の方も自分を責めがちです。
そんな負のスパイラルに落ちてしまいそうな時は、犬仲間に訃報を伝えてみることで少し気持ちが和らぐかもしれません。
同じようにペットの犬を大事に思っている方なら痛みも分かってくれるだろうし、中には以前飼っていた犬をペット火葬した方もいるでしょう。
ペットを大病で亡くし深い悲しみを忘れられずにいる方もいるかもしれません。
そういった方々と気持ちを共有することで、悲しみも少しずつ癒えてくるでしょう。
また自分の飼っていた犬と遊んでくれていた犬と触れ合うことで、懐かしく温かい思い出も思い出せるかもしれません。
ペット火葬の後は喪失感も大きいかもしれませんが、いつもの散歩コースや犬達の遊び場で犬仲間の方達に訃報を伝えてみることをお勧めします。
ペット火葬にも仏式や神式など各宗教宗派に対応可能
ペット火葬を行う場合には、その家族の宗教宗派を加味した葬儀を行うことが可能です。
元々、ペット火葬はその家族の中で行われる葬儀であるため自由な形で進めていくことができるものが多いです。
特に、近年は家族の中だけで決めた内容を火葬に取り入れることが多くなってきており、これはペットであっても例外ではありません。
近年では、ペットは単純な愛玩動物というわけではなく文字通り、家族の一員として弔う人が増えている傾向が存在します。
こういった需要に応えるために、その家族が属している宗教宗派を重んじた葬儀を進めていくことが可能です。
また、ペット火葬については通常の火葬と同様に納骨することができるようになっています。
例えば、自分達でお墓を持つことに抵抗感があったり、将来的な管理が難しいと判断する場合には納骨をして参拝が出来るように工夫がされています。
この場合、いつでも訪れることができるのでこういったペット火葬は評価が高いです。
ペット火葬時に注意したいポイント①喪服やブラックフォーマル着用
近年増えつつあるペット火葬で注意したいのが、その服装です。
人間のお葬式には喪服を着ることがマナーとされていますが、ペット火葬では、一般的に平服で大丈夫です。
そのペットのお葬式によって、さまざまなものがありますが基本的に普段着で問題なく過ごせます。
多くの方が、家族であるペットとの別れを静かに見送りたいと思い、普段のペットが慣れ親しんだ服を着用します。
そのほうが、家族みんながリラックスした状態でお見送りすることができると考えられているようです。
ペット霊園でのお葬式を行う方もいるようですが、そのペット霊園や地域によって多少異なるため、霊園に確認すると良いです。
ときどき、霊園側から服装指定があるため、注意が必要です。
ペット葬儀は、近年一般的になりつつありますが、まだまだ新しい習慣となっているため、細かなしきたりがありません。
その場所と雰囲気に合わせた服装を選ぶことが必要となってきています。
ペット火葬時に注意したいポイント②数珠や袱紗の携行
人の葬儀では持参するアイテムが決まっていますが、ペット火葬の場合は絶対に持っていないといけないというものはありません。
例えば人のお葬式で持つことが多い数珠もペット火葬では、持っていく・持って行かないのも個人の自由です。
人用のものを持参するのもOKとなっています。
もし人用とペット用とでは使い分けたいという場合は、事前に購入しておくと良いでしょう。
寺院やセレモニーホールでのペット火葬の場合、読経や焼香の時間が設けられていることが多いです。
気になるのであれば数珠を持参しておくと安心です。
小さいのでバッグに忍ばせておくと、使う・使わないもその場の雰囲気などで判断することができます。
同じく人の葬儀では持参するのがマナーの袱紗は、ペット葬儀では持っていかなくても良いとされています。
袱紗は香典を入れる袋です。
ペット葬儀の場合、香典を渡すことはまだ習慣になっていません。
お金を渡す行為がかえって、飼い主さんの負担になってしまうこともあるので注意が必要です。
ペット火葬時に注意したいポイント③早急な訃報の伝達
現代のペットは家族の一員です。
しかし、人間よりも先に旅立ってしまう悲しいときを迎えることになります。
最近はペット火葬を行う飼い主さんも多いので、ペット火葬を専門にしている火葬場施設を持つペット葬儀社やペット霊園も多くなっていて人間のお葬式のような形で執り行う飼い主さんも少なくありません。
身内が亡くなると訃報で知らせることになりますが、これは動物の場合もお同じで火葬に立ち会って欲し人がいる場合など早急な連絡が欠かせません。
ただ、ペット火葬には依頼者が立ち会うものもありますが、他の動物と一緒にまとめて火葬を行う合同火葬式や亡骸を業者さんに預けて骨拾いから骨壺への収納まで代行して貰って骨壺は納骨堂などの施設で安置するといった立ち合いが要らないものもあります。
そのため、参列を希望する人などは立ち合いができるペット火葬を選ぶことをおすすめします。
ペット火葬時に注意したいポイント④食事や返礼品の準備
ペット火葬を選ぶ際に必ず重要視して欲しいことと言えば、提供してもらえる食事や返礼品についてしっかりとプランを用意してくれている点になります。
いくらペット専用といっても正式なお葬式の場になるので、参加してくれた方達をもてなす意味でも食事を提供することは基本的な義務になってくるからです。
また、ペット火葬に参列してくれた方達に感謝の気持ちを示すためにも返礼品の準備は必ず必要になってくるため、前もって葬儀場の方達と話し合って良さそうな品物を選定しておく必要があります。
一般的な費用に関しては、食事が大体一人あたり3000円程度、品物の贈呈に関しては1個500円から1000円以内となっています。
ただし、家族の参列以外にいない場合には返礼の品は必要ないため、不要としてプランに組み込まない選択をすることもできるので知っておくと良いでしょう。
基本的にはそこまで高い金額になるようなことはないと言えるので、安心して準備の相談してみることをおすすめします。
ペット火葬時に注意したいポイント⑤生きている人の写真の納棺
大切な家族の一員だったペットが亡くなられた時はペット火葬を行って天へと送り出しますが、たった1匹で長い旅路を行くには寂しいだろうと考える飼い主の方も少なくありません。
そこでペット火葬を行う前にご遺体を納棺する際に、生きている人の写真を入れる方が増えています。
納棺の際に入れられるものについては多くのケースでは地方自治体によって定められており、大半は焼却可能なもので燃焼時に有害物質などを出さないものとされています。
普段身につけていた服や大好きだったぬいぐるみなどのおもちゃに加えて、生きている人の写真を納棺することで向こうに行っても寂しくないように、いつまでも家族のことを忘れないようにいてもらうことを願います。
一部の火葬場では最新の機器を導入してプラスチック製品の焼却に対応しているケースもあり、その場合はお食事に使用していたトレイや身につけていたアクセサリーなども納棺できる場合があります。
いずれのケースにおいても火葬場や自治体のルールを遵守しながら、心を込めてペットを送り出せる方法を選択したいところです。